The Diary of CALIBRA | 0710 , Tips

カリブラ日記

ステアリング交換


!! 警 告 !!

本ページに示す作業は、エアバッグ装置の取り外しを伴います。
文章ではサラッと記述していますが、極めて危険です。
相応の覚悟で取り組んでください。
万が一事故が起こっても、当方は責任を持ちません。


手順

1. ステアリングを直進状態にして、車を停めます。
2. エアバッグ暴発防止の為にバッテリーのマイナス端子を外し、30分程放置します。
3. 放置中にインパネ周りの分解を進めましょう。 誠に申し訳ありませんが、 にしけんさん がまとめた 『メーター付近のバラし方』 の 手順7(メーターパネルのビス外し) までを参照してください。
4. 続いて、下記の手順を追ってください。

jpeg p001/030:ライトスイッチの取り外し (1)

※ 左ハンドル車では不要な作業です。
メーターパネルを共締めしているビスを外し、手前に引きます。
jpeg p002/030:ライトスイッチの取り外し (2)

※ 左ハンドル車では不要な作業です。
取り敢えず、フォグのハーネスだけ外しましょう。
jpeg p003/030:エアバッグハーネスのマーキング

コラム下部に埋まっています。
年式によって、カプラーの形が異なる様です。
逆差し防止の為マスキングテープ等で明示し、分離します。
# 純正ステアリングに戻さない限り、再接続はありません。
jpeg p004/030:エアバッグ固定ビスを緩める (1)

左右1本ずつ、トルクスで留まっています。
サイズは、T25〜T30 の内のどれかだったと思います(^_^;)
jpeg p005/030:エアバッグ固定ビスを緩める (2)

結構窮屈なので、工具はケチらない方が良いです。
写真の工具は、 トルクスビット → 6.3mmエクステンション → 6.3mm/9.5mm変換アダプター → 9.5mmラチェット で構成されています。
6角レンチで代用できなくもありません(かなり無理矢理)。
ビスはストッパーが噛まされているので、完全には抜けません。
jpeg p006/030:エアバッグ装置を外す (1)

ビスが緩み切れば、手前に外れます。
p003 でハーネスは死んでいますが、くれぐれも自由落下させない様に!!
jpeg p007/030:エアバッグ装置を外す (2)

真ん中にある、オレンジのカプラーを外します。
jpeg p008/030:エアバッグ装置を外す (3)

カプラーを外した後の図。
漸くエアバッグを車外に出せます。 危険の無い所に保管しましょう。
この段階でバッテリーを繋いでも構いません。
jpeg p009/030:ステアリングホイールを外す (1)

エアバッグが無くなると実に軽いです。
譲渡・廃車時に必要になったりするので、手許に残しておきましょう。
jpeg p010/030:ステアリングホイールを外す (2)

中央のナットを緩めます。 確か22mmです。
ステアリングをこじって外すので、ナットは緩めた状態でシャフトに残します。
jpeg p011/030:ステアリングホイールを外す (3)

通常外れてはいけない物なので、スプラインにガッチリ噛んでいます。
簡単には外れないので、時折、シャフトにショックを与えます。
くじけずにステアリングを上下前後にこじってください。
バネが仕掛けてあるので、外れると手前に飛び出してきます。 その為、ナットを填めたままにするのです。
jpeg p012/030:ステアリングホイールを外す (4)

ステアリングの固定が緩んだら、中央のナットとナットストッパーを外します。
ナットストッパーは爪が折れたままにしておきます。
jpeg p013/030:ステアリングホイールを外す (5)

ステアリングホイールを外した後のインパネ周りです。
jpeg p014/030:エアバッグ警告灯を殺す (1)

この作業はオプションです。 点いたままでも気にならない場合は p018 まで飛ばしてください。
下段右端にエアバッグ警告灯があります。 アイコンを説明書でおさらいしておいてください。
jpeg p015/030:エアバッグ警告灯を殺す (2)

フォグランプハーネス用の穴に手を突っ込んで、手探りで外します。
メーターパネルを外して作業する方がベターですが、16Vはスピード計がワイヤー式なので面倒です。
因みに、左ハンドルの方がやり易い気がします。
# なべ号のは、某イベントで走行の合間に作業しました(笑)。
jpeg p016/030:エアバッグ警告灯を殺す (3)

取り外した警告灯。 90度捻って着脱するタイプです。
時計ユニットの照明と一緒なので、目に見える状態で感覚を掴んでおくと良いでしょう。
jpeg p017/030:エアバッグ警告灯を殺す (4)

警告灯、沈黙。
jpeg p018/030:ボスを取り付ける

写真はmomo用です。
裏の金属面にはグリスを塗布します。

ウィンカーのオートリターンをきちんと機能させる為に、 TOP と書かれている方を上に向けます。
他社のボスも恐らく同様でしょう。

中央のシャフトに ナットストッパー → ナット の順で取り付けます。
この段階では、ナットを締め切らないでください
jpeg p019/030:ステアリングホイールを仮留め

p008 でバッテリーを繋いでいなければ、ここで繋げます。
できれば試走して、センターがきちんと出ているか確認しましょう。
スプライン1ノッチ分であっても、ずれると非常に不快です。
逆に、1ノッチ補正しても吸収できない場合は諦めましょう(^_^;)
結果を以てアラインメントを調整するかどうかはお任せします。
jpeg p020/030:ナットを本締め

センターが問題無く出ていれば、ナットを締め切ります。
一旦、ステアリングホイールを外します。
jpeg p021/030:ホーン回路の接続 (1)

純正ステアリングのホーン線を確認します。
jpeg p022/030:ホーン回路の接続 (2)

車両側のエアバッグハーネスに、ホーン線(ギボシのメス端子)を増設します。
P021 で確認した色の線に分岐カプラーを噛ませます。
jpeg p023/030:ホーン回路の接続 (3)

ステアリングコラム奥にあからさまな突起があるので、そこにギボシ端子を填めます。
jpeg p024/030:ホーン回路の接続 (4)

ボスから伸びている端子をホーンボタンに繋げます。
jpeg p025/030:ホーン回路の接続 (5)

ホーンボタンをボスに密着させ、きちんと鳴るか確認します。
jpeg p026/030:ボスカバー取り付け

ステアリングホイールを付ける前に、忘れずに。
jpeg p027/030:ステアリングホイール本締め

ホーンボタン → ステアリング → カバー の順で取り付け、ボルトを締めます。
製品によって、順番が変わるかも知れません。

交換作業はこれで終了。
問題無ければ、インパネを元に戻しましょう。
# ステアリングが無い状態の方が、作業し易いかも(^_^;)
jpeg p028/030:(参考) 純正ステアリングの重さ
表示がブレていますが、3.8kgです。
jpeg p029/030:(参考) エアバッグ単体の重さ
1.8kg。
jpeg p030/030:(参考) 交換した モモステ+ボス の重さ
1.8kg。
純正比 -2kg です。


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Last update : 2009/06/12
Initial release : 2008/01/02
Documented by , 1998-2009.